レディースパンツの脱色【染み抜き事例】


染み抜き&クリーニング、全国宅配対応のせんたく屋太郎です。

このページで紹介する染み抜き事例は、これから弊社サービスを利用されるお客様の参考となるよう、サンプルとして活用していただく事を第一の目的としております。

「染み抜きサービスを利用したいがどの程度落ちるのだろうか?」「きれいにして欲しいけど、どのくらいの費用が必要なのか?」、そのような疑問や不安を少しでも解消して頂けるよう、before&after画像の公開と共に、できる限り詳細な情報をお伝えして参ります。

また、実際の染み抜き作業は、不入流匠聖の称号を持つ職人、井内雅一が責任を持って対応させて頂きますので、どうぞ安心してご利用ください。

 

【レディースパンツ脱色部分染色】

加工代金=¥4,000(税別)

衣類の素材:毛63% 綿27%

衣類の色:グリーン

トラブル範囲:直径約1cm1箇所

納期:最短7営業日

パンツの脱色を部分染色で直す事例の紹介です。当初は「染みが気になるから・・・」とのご指摘でしたが、実は脱色であることを説明させて頂きました。お客様にとっては染みも脱色もそこにある汚点である事に大差はなく、とりあえずそれを解決して欲しいという1点に尽きますが、作業する側からすると染み抜きと脱色直しではかかる手間に雲泥の差があります。見積もりをさせて頂いたところ「なぜそんなに高額なのか?・・・」と、最初は疑問視されていましたが、理由を説明させて頂いたところ「それなら仕方ない・・・」と納得して頂き作業開始となりました。原因としては不明ですが、日常生活の中でも、例えば洗剤やキッチン用の漂白剤が無意識のうちに付着したりする可能性は十分ありえますので、それらの取り扱いには注意して欲しいと思います。

また、当社では染み・汚れをきれいにする以外にも、このようなトラブルの修正も行なっています。

特に取り扱い品目としては表示していないので、お客様もそんな事が出来るとは知らない方がほとんどではないでしょうか。現状では、同業者であるクリーニング店様やクリーニング関係の資材を扱う業者様からの依頼が大半ですが一般のお客様からのご依頼も最近は増加傾向にあります。

具体的には色の抜けた部分に色を加えて目立たなくする技術ですが、元々は着物の染色補正(着物の製造段階の一つで染めムラなどの不具合を直す技術)を洋服に流用したものです。

色を調合して、筆等の道具を使って染めていく結構地道な作業ですとなります。

先程少し触れましたが、この技術を一般のお客様を対象に積極的に公開しない理由はいくつかあります。

まず、仕事の完成度が常に不安定な事が最大の理由です。

事例によっては今回のように上手く直らないケースもありますし、何より通常の染み抜きに比べて非常に手間がかかるので、その分加工代金は予想とはかなりかけ離れて高額になります。トラブルの状況にもよりますが、同様の範囲の染み抜きに比べ2~10倍程度の加工代金となります。掛けつぎと同程度か、場合によってはそれ以上と思って頂いてもよいでしょう。

それでも完全に直れば、サービスとしての価値はありますが、これも掛けつぎ同様で、やはりどれだけ優れた技をもってしても、、厳密には完全にもとの状態を再現できる訳ではありません。

また、どうしても製造時の染色状態とは異なる方法で染めるので、何度かクリーニングをすると、染めた部分の色が徐々に落ちてくるのは避けられません。

もちろん簡単に色が落ちないように、それなりに定着性を向上させる工夫はしますが、やはり限度というものがあります(仮に色落ちしない染料を使っても、本体が色褪せた時には直した部分との差異ができる)。

建前としては、着物と違い、能動的な場面で用いる事が多い洋服に関しては、その都度洗濯やクリーニングを繰り返す必要があるので、「修正後の良い状態を維持する費用も必要となります・・・」。と、一通りの但し書きが加わるサービスとさせて頂いております。

ただ実際には「洗ったらまた色が落ちた・・・」というクレームはこれまで1件もありませんし、あるいは新しく服を買う事で、もう着なくなったり、着続ける場合でも普段着に格下げされる等してその後は収まっているのかも・・・。

 

【染み抜きのお問い合わせについて】

「○○○の染みが付いたのですが落ちますか?」、このようなご質問を電話等でお問い合わせ頂くことがあります。

それに対し「大丈夫です落ちますよ」と、即答できれば良いのですが、落ちるか落ないかは実際に染み抜きを試みてみない事には明確な回答はできないというのが現状です。同様に加工代金についても衣類が手元にない以上、最初にお問い合わせ頂いた時点ではお知らせする事は困難です。染みの付着状況は様々で厳密には同じ状態のものはありません。これが直ちにお見積もりができない主な理由です。

しかしながら私共は過去に何十万、何百万と言う事例に向き合ってきた歴史があります。その膨大な引き出しから類似した事例を導き出し、ある程度の道筋をご提案する事は可能です。

そこで最初にお問い合わせ頂く際に次に示す項目をお知らせ頂ければ、完全ではないもののある程度の概算はお伝えする事ができるかと思います。衣類に付着した染みは、手段を選ばなければほとんどの事例が着用可能な状態まで回復できます。染みでお困りの衣類がありましたらまずはお送り頂き実際に拝見させて頂ければと思います。

 

1、どのような染みが付いたのか?

「ワインをこぼした」「インクが付いた」・・・わかる範囲で結構ですのでお伝えください。

「何が付いたのか判らない」「いつ頃付いたのか憶えていない」・・・ご安心ください、私共で取り扱う事例は原因不明の染みがほとんどですので、全く問題ありません。

2、どのような衣類に付いたのか?

「シャツ」「ジャケット」等のアイテムの他にそれがどのような素材で出来ているのかお伝えください。

衣類裏地やポケットの中に品質表示ラベルがほとんどの場合付いています。ラベルに記載されている「毛」「絹」「ポリエステル」等の素材を確認してお伝えください。付着した染みの種類よりもむしろ「どのような衣類に付いた染みか?」の方が作業に及ぼす影響が大きので、出来るだけ詳しくお伝えください。

他、「取り外し出来ない皮革が付いている衣類」「特殊な装飾品が付いている衣類」等、も作業の難易度が増す要因となります。

3、衣類は色は?

基本的には生地の色が濃くなる程、染み抜きの難易度が増します。特に日時の経過とともに古くなった染みを取るには、漂白をするのですが、中には染色状態が弱い衣類があり、染みを抜く際、地色も同時に抜いてしまうリスクが増すからです。逆にそこを地色を損なう事なく染みだけをいかに紙一重で抜くのかがプロの腕の見せどころとなります。衣類の色目も染み抜きする時の重要な要素となりますので忘れずにお伝えください。

4、染みの大きさ、付着した範囲は?

染みが大きい程、又は付着範囲が広い程難易度が高くなり作業の手間が変わってきます。それに素材との兼ね合いを加味して見積もり金額が決定します。付いた染みの種類や素材の組み合わせによっては、広範囲の染み抜きでも安価で処理できる事もあれば、逆に1箇所でもデリケートな素材であれば高額になる場合もあります。

5、ご予算は?

「思い入れのある衣類なので高額でも必ずきれいにして欲しい」「完全とは言わないが着れるレベルまで落ちればよいのでなるべく安価で・・・」等、まずはご要望をお伝えください。ご予算も加味した上でベストなご提案をさせて頂きます。

6、お急ぎですか?

通常の状態であれば最短7営業日でお届けが基準となります。それよりお急ぎの場合はご相談ください、できる限り対応いたします。また、中には著しく手間を要する等、お日にちを頂く事もあります。宅配便を使用する性質上、確実にご要望にお応えできない事もございますので、お日にちに余裕を持ってご依頼ください。

 

株式会社イウチ

せんたく屋太郎

井内雅一

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